2025/6/7

一流アスリートはなぜ「1つの競技だけ」をやらなかったのか?

「サッカーでいつもレギュラー」「野球のスイングが力強い」そんなわが子の姿を見て、「うちの子、運動神経がいい!」と思ったことはありませんか? 

もちろん、それは素晴らしいことです。

でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。

本当にその“運動神経”、幅広く育っているのでしょうか?


スポーツが上手=運動神経がいい、ではない?

私たちがよく口にする「運動神経がいい」という言葉。
実はこれは、「走る・跳ぶ・投げる」など、多様な動作をどれだけバランスよく身につけているかで判断するべきものです。

LinKeeeでは、子どもの身体の発達において大切な「36の基礎動作」に着目しています。
これは、しゃがむ・這う・転がる・滑るなど、日常生活からあそび・運動に通じる基本動作を36種類に分けたもの。

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しかし、たとえばサッカーだけに熱中していると、「蹴る」「走る」ばかりが得意になって、その他の動きが育ちにくくなることも。
つまり、「特定のスポーツが上手=運動神経がいい」わけではないのです。


「競技の早熟化」に潜む落とし穴

近年、小さな頃からひとつの競技に特化する子どもが増えています。
もちろん、それで才能が開花するケースもありますが…

じつはこの“早すぎる専門化”にはリスクも。

発育発達の段階で、身体は多様な刺激を求めています。
にもかかわらず、偏った動きばかりを続けてしまうと、

  • 動きに“クセ”が出やすくなる

  • 筋肉や関節への負担が増えやすい

  • 飽きや伸び悩みに直面しやすい

といった問題につながることもあるのです。
(利き手足しか使わない、同じ動きを繰り返すなど)

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実際に、13歳未満で特定のスポーツに集中しすぎた子どもは、怪我や燃え尽き(バーンアウト)のリスクが高くなることが研究結果からわかっています(Jayanthiら, 2015)。

楽しく続けるはずのスポーツが、心や身体の負担になってしまう…そんな事態は避けたいはずです。

さらに、「競技力」と「運動神経」のズレにも注意が必要です。

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競技スキルに特化していると、成長期のうちは周囲より活躍できるかもしれません。

しかし、身体の成長が落ち着いた中学生〜高校生以降になると、それまでの差は埋まりやすくなり、本当の意味での運動神経(身体の使い方の上手さ)が問われてきます。

このときに土台となる動作が育っていないと、

  • 思うように動けない

  • 競技力が伸びない

  • ケガをしやすくなる

という壁に直面する可能性が高まります。

実は、世界的な研究でも、「小さいうちは1つの競技だけでなく、複数の運動経験を積む“早期多様化”の方が、長期的に高い競技力につながる」という結果が出ています(Côtéら, 2009)。 

つまり、「多様な動き」が、将来の“伸びしろ”を決めるのです。


一流アスリートも“多様な動き”を経験していた

では、トップレベルの選手たちはどうだったのでしょうか?

たとえばサッカー日本代表の久保建英選手。
幼少期は水泳・体操・ピアノなどにも親しんでいたといわれています。

野球の大谷翔平選手も、小学校時代にはバドミントンやスキーもしていたとのこと。

つまり、幼少期に多様な身体の使い方を経験していたのです。

「体をコントロールする力」「空間を把握する感覚」「バランスをとる力」など、スポーツに必要な“土台”は、実はこうした多様な動きの経験から培われていきます。

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ご家庭で意識したいヒント

では、家庭ではどうサポートすればよいのでしょうか?
簡単な例をいくつかご紹介します。

  • 公園で「登る・くぐる・ぶら下がる」など、普段と違う動きを取り入れる

  • サッカー好きなお子さまにも、たまには縄跳びや平均台でバランス感覚を育てる

  • “くねくね体操”や“どうぶつ歩き”など、遊び感覚の動きを一緒にやってみる

どんな運動でも「正しく動ける身体の土台」があってこそ、能力は伸びていきます。
だからこそ、この時期に“偏りすぎない動き”の習得を大切にしてあげたいポイントです。


「運動神経を育てる」には、多様な体験が近道!

渋谷にある運動教室LinKeeeの教室では、36の基礎動作をベースに、走る・跳ぶ・回る・くぐるなど、子どもたちが楽しみながら多様な動きを経験できる“運動あそび”を実施しています。

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特定の競技に縛られず、でも将来どんなスポーツにもつながるような、そんな「運動神経の土台づくり」を大切にしています。

「うちの子、もっと運動好きになってほしい」
「将来、スポーツに自信を持ってもらいたい」

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