2025/5/20

「自由」が、子どもの可能性を狭める?

「やりたいことをやらせたい」「自由にのびのび育ってほしい」
そう願う保護者の皆さまは多いのではないでしょうか。

しかし最近、
「先生のお話をきちんと聞けていないように感じる」
「指示を聞いても、どう動けばいいか分からない様子がある」

という声を耳にすることが増えています。

その原因のひとつが、「主体性」の未発達にあるかもしれません。

目次

  1. 主体性のない“自由”は、選べない自由

  2. 増える“自由保育”がもたらす落とし穴?

  3. 大人の主体性と子どもの主体性は違う

  4. 家庭でできるヒント:選択の練習を日常に

  5. 主体性を育む「運動遊び」で、子どもの可能性が広がる

  6. 教室体験は無料!!

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主体性のない“自由”は、選べない自由

「自由にしていいよ」と言われて、すぐに行動に移せる子どもはどれくらいいるでしょうか?

実は、「自由」と「主体性」は似ているようでまったく違うものです。

主体性とは、「自分の意志で行動を選ぶ力」。選択肢の中から、自分なりの理由で「これをやる」と決められる力です。

一方、主体性が育っていない状態では、そもそも“選択肢の存在”や“選ぶ理由”がわからないことも多いのです。

つまり、「何をしてもいい」と言われても、どう動けばいいかわからず、結果的に動けない。これはよくある子どもの姿です。

この状態で“自由”だけを与えると、かえって行動の幅が狭まり、可能性を減らしてしまう可能があります。

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増える“自由保育”がもたらす落とし穴?

近年、「自由な遊び」を中心にした保育園や幼稚園が増えています。もちろん、「選ぶ自由」「自分の興味で動く時間」は、子どもにとって大切な経験です。

しかし一方で、明確なルールや課題の提示が少ない環境では、受動的な子どもほど「やらない・決められない」状態に陥りやすいという指摘もあります。

文部科学省の調査でも、小学校低学年の担任から「話を聞く姿勢が身についていない」「指示を理解して行動するのが難しい」といった声が多くあがっています(文部科学省・幼保小接続等に関する調査研究、2020年)。

保育現場で“自由さ”を与えられながらも、「自分で動く力」=主体性が育っていないと、小学校という“指示・集団行動中心”の場に適応しにくくなる可能性があります。

このような傾向は、海外でも顕著に表れています。

たとえば、自由な学びを重視し「宿題なし」「テストなし」といった教育スタイルで世界中から注目を集めていたフィンランドでは、近年、子どもたちの学力の低下が問題視されています。
国際的な学力調査(PISA)において、フィンランドは2006年以降、読解力・数学・科学のすべての分野で順位を下げており、教育改革の“副作用”が表面化してきました。

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その背景には、「好きなことに打ち込める自由」は確かにある一方で、「あまり好きではないことはやらなくてもいい」という風潮が強まり、結果的に学習内容の選択に偏りが生じたことが挙げられます。
その結果、総合的な学力が落ち、基礎的な力を十分に育めない子どもも増えているのです。

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この“自由の落とし穴”は、運動面にもあらわれます。

自由遊びでは、子どもが「好きな動き」ばかりを繰り返す傾向があるため、体の使い方に偏りが出てしまいます。
たとえば、いつも同じ遊びばかりを選び、走る・跳ぶ・投げるといった基本的な動きがまんべんなく経験されず、全身のバランスや運動機能が十分に発達しないことも少なくありません。

つまり、“自由”はそれだけで価値のあるものではなく、「選ぶ力」「取り組む力」=主体性があってこそ、初めて生きた自由になるのです。

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大人の主体性と子どもの主体性は違う

私たち大人がイメージする主体性は、「自分の意見をもって行動する」「責任を持って意思決定をする」など、すでに経験や知識がある前提で成り立っています。

しかし子どもの主体性は、もっと小さな選択の積み重ねから育つものです。

たとえば、

  • 「今日は何色のシャツを着よう?」

  • 「どっちの遊びが楽しそう?」

  • 「お片づけ、どこから始める?」など。

このように、“自分で決める経験”が少しずつ蓄積されることで、「決められる自分」が育ち、「やってみよう」と思える力=主体性へとつながっていくのです。

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家庭でできるヒント:選択の練習を日常に

では、家庭ではどんなサポートができるのでしょうか?

ポイントは、「小さな選択の場面を増やすこと」です。

例えば、

  • 朝の服を2着の中から選らんでみる

  • おやつはりんごかバナナか聞いてみる

  • お出かけの準備で、リュックに何を入れるか一緒に考える

大事なのは、「何でも好きにしていいよ」と丸投げするのではなく、“選びやすい選択肢”を用意し、その中から「自分で決める」機会を増やすことです。

そして、選んだ結果を尊重し、「自分で決められたね」と声をかけてあげることで、自信と意欲も育っていきます。

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主体性を育む「運動遊び」で、子どもの可能性が広がる

LinKeeeの体験教室では、運動遊びを通じて「自分で考えて動く」「選んでチャレンジする」経験を大切にしています。

ただ決められた動きをなぞるのではなく、子ども自身が「どうすればうまくできるかな?」「次はこうしてみよう」と試行錯誤できる“運動遊び”がたくさん。

主体的に動く経験は、学習や人間関係にもつながる大切な土台となります。


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